ABOUT

MOZAMBIQUE
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CONCEPTS d’ODEUR

「クローゼットの中は服で満ちているのに、着たいと思える服がない。」

この矛盾した感覚は、現代のファッション消費の本質を鋭く映し出しています。あふれる選択肢の中で、本当に自分の心に響く一着に出会うことが、かつてないほど難しくなっています。

このコラボレーションブランドは、我々MOZAMBIQUEが掲げる「必要なものだけを買う。だからこそ、こだわり抜いた商品を」という哲学と、スウェーデンのCONCEPTS d'ODEURがトレンドに左右されることなく追求してきた「服の常識を超える手間をかけた服作り」の想いと経験が響き合うことで誕生しました。

使い捨てを前提としたファッションサイクルに、私たちは静かに別の道を示します。時間の経過とともに価値を増す服、何十年と着続けることのできる服、そして何よりも「着たい」と思える服。その実現のために、妥協することはありません。

素材の選定から縫製技術、シルエットの研究に至るまで、一切の妥協を許さない姿勢で臨んでいます。細部へのこだわりこそが理想の服への道であり、その追求に終わりはないと考えています。

私たちは流行を追うのではなく、普遍的なデザインと機能性を追求します。スウェーデンの「良いものを長く使う、必要なものだけを買う」という美学に深く共感し、それを私たち自身の言葉で表現しています。

長く着られる服を必要な分だけ持つという選択肢。物質的な豊かさの中で、本当の意味での「選ぶ価値」を静かに問いかけるコレクションです。
私たちは派手な宣伝や一時的な流行を追いかけることはしません。代わりに、一着一着に全力を注ぎ、その服を手に取る方々との真摯な対話を重ねていきたいと考えています。このコレクションは、ものに溢れた日常の中で本質的な選択を大切にする人々に向けた提案です。

DESIGN

シンプルさが生み出すタイムレスなデザイン

私たちMOZAMBIQUE×CONCEPTS d'ODEURは、時代を超えて長く愛される服づくりを追求しています。本質的な要素だけを残し、余分なものを削ぎ落とすというシンプルさへの取り組みが、私たちのデザイン哲学の核心です。このアプローチは、スウェーデンのミニマリズムの伝統を基盤としながらも、独自の解釈と展開を加えたものです。

私たちの独自性は、デザインプロセスの出発点にあります。多くのブランドがシルエットやデザイン画を先に決め、それに合わせて生地を選ぶのに対し、私たちは「素材起点のデザイン」というアプローチを採用しています。この方法により、着心地とデザインの両立を高次元で実現しています。素材の自然な特性や動きを最大限に活かすことで、体に無理なく馴染みながらも美しいフォルムを生み出すことが可能になるのです。

この哲学を実現するための第一歩として、私たちは一つのコレクションのために数千種類もの生地から厳選するプロセスに膨大な時間を費やしています。素材が持つ特性—重量感、ドレープ性、ストレッチ性、質感—を徹底的に検証し、その素材が最も美しく表現できるシルエットを追求します。これは単なる素材選びではなく、素材との対話を通じてデザインの可能性を見出す創造的なプロセスです。

私たちが生地選びで最も重視しているのは、「身体を美しく形作りながらも、着用時に窮屈さを感じさせない」という特質です。小さなサンプルで見た時と、実際に服として仕立てた時では印象が大きく異なることも少なくありません。だからこそ、細部にわたる検討と試行錯誤が不可欠なのです。

私たちは最終的に、お客様が服を通じて深い「つながり」を感じていただくことを目指しています。理想的な服との出会いは、着る人の立ち姿や歩き方、そして内面にまで影響を与える変容体験です。私たちは、お客様がファッションに対する既成概念を超え、新たな自己表現の可能性を発見できるよう後押しすることも大切にしています。服を通じた小さな挑戦が、着る人の新たな一面を引き出す—そんな特別な瞬間に立ち会えることが、私たちにとっての最大の喜びです。

PRODUCTION

私たちの製品は、大量生産の流れ作業ではなく、リトアニアの小さなアトリエで熟練した職人の手によって一点一点丁寧に作られています。この小規模なブティック型生産こそが、他では実現できない細部へのこだわりを可能にしています。

理想的なシルエットの追求は私たちのものづくりの核心です。一つの製品が完成するまでに、何度も試作を繰り返し、生地やパターンに合わせて仕様を調整します。このプロセスには時間とコストがかかりますが、この手間を惜しまないことが、長く愛用していただける製品を生み出す秘訣です。

リトアニアのアトリエとストックホルムの距離の近さを活かし、デザイナーと職人が緊密なコミュニケーションを取りながら製作を進めています。この親密な関係性があるからこそ、特定のシルエットをオーダーした際に完璧に仕上げることができるのです。
大規模ブランドでは採算が合わないとして省略されがちな工程にも、私たちは敢えて手間とお金をかけています。これは小規模な独立ブランドだからこそできる贅沢であり、私たちの製品が持つ唯一無二の価値です。

服は単なる消耗品ではなく、長く付き合う耐久消費財だと考えています。だからこそ、一時的な流行に左右されず、本当に欲しいと思える一着を、妥協なく作り続けています。価格以上の価値を感じていただける製品を、これからも丁寧に作り続けます。

DESIGNER

(写真左)デザイナー : Petter Hollström(ペター ホルストレム)

スウェーデンのストックホルムを拠点とする有名なアートディレクター兼ビジュアルデザイナー。スウェーデン北部の大学都市ウメオ出身、1983年に生まれました。ストックホルムの名門Berghs School of Communicationでの学業の中で、実験的なプロジェクトとしてOdeurを設立し、2006年に卒業しました。
Petterは、メディア/テレビ、ファッション、建築など、さまざまな分野のスウェーデンおよび国際的なブランドに対してアートディレクターとしても活動しています。

(写真右)ディレクター : Gorjan Lauseger(ゴルヤン・ラウセゲル)

サラエボ出身で1984年に生まれ育ち、ストックホルムを拠点とするファッション&広告スタイリストです。マーケティングの学位を取得後、ニューヨークに移り、2008年からフリースタイルスタイリストとして活動を開始しました。それ以来、世界中の有名な雑誌や、スウェーデンの著名ブランド、テレビ番組、アーティストと共に仕事をしています。彼のスタイルは、クリーンでクラシック、洗練されたものですが、常にモダンな視点を持っています。